正しい座り方は、腰痛や肩こりを防ぐだけでなく、集中力や疲れにくさにも関わります。
ただ「骨盤を立てる」と言われても、正直イメージしにくいですよね。
この記事では、誰でも再現できる形で分かりやすく整理しました。読みながらその場で試せるので、ぜひ一緒に調整してみてください。
1. 正しい座り方の基本|まず知っておくべき姿勢の正解
座り方を意識したことがない方も、ここを押さえるだけで変わります。
1.1. なぜ座り方が重要なのか
「不良姿勢」とは、体に負担がかかる座り方のことです。
※リハビリテーション分野で使われる用語です。
例えば「不良姿勢」とは、こんな状態です。
・背中が丸まる
・首が前に出る
・体重が片側に偏る
この状態が続くと、腰や首に負担がかかります。
長時間の不自然な姿勢は腰痛の原因の一つとされています。
出典:厚生労働省「職場における腰痛予防対策指針」
1.2. 正しい座り方の3つのポイント
まずはこの3つを押さえましょう。
・骨盤を立てる
・背骨を自然に保つ
・足裏を床につける
イメージとしては「頭・肩・骨盤が一直線に近い状態」です。
具体的な解説は、2章でお伝えします。
1.3. 「良い姿勢=楽ではない」と言われる理由
最初は少し違和感があります。普段使っていない筋肉を使うからです。
ただ、慣れると逆にラクになります。ここは少しずつで大丈夫です。
2. 正しい座り方のやり方【初心者向けに簡単解説】
やり方をシンプルに整理します。
2.1. 骨盤の状態と姿勢の関係|骨盤を立てる、とは?
正しい姿勢の説明の中で「骨盤を立てる」という説明が出てきます。しかし、抽象的でなかなか捉えにくいですよね。
まずは3つの違いを知っておきましょう。
骨盤が後ろに倒れる(後傾)
→ 猫背になりやすい
骨盤が前に倒れすぎる(前傾)
→ 反り腰になりやすい
骨盤を立てる(ニュートラル)
→ 自然な姿勢になる
つまり、「骨盤を立てる」とは、「猫背でも反り腰でもない、ニュートラルな姿勢」ということです。
2.2. 骨盤を立てる(ニュートラル)の探し方

骨盤を立てる(ニュートラル)という意味を理解できても、どうやって探せばよいかが問題です。
簡単にいうと、
① 背もたれに軽く寄りかかる
② 少しだけ体を前に戻す
③ 力を抜いて止まる
このときの感覚が目安になります。
・頑張っていないのに安定する
・呼吸がしやすい
・腰に力みがない
と、いうような「ちょうどいい位置」が正解です。
2.3. 足の位置
足は肩幅くらいに開きます。足裏はしっかり床につけます。
2.4. NG姿勢
よくある崩れ方も見ておきましょう。
・猫背
・反り腰
この2つは腰に負担がかかりやすくなり、肩こり・腰痛の原因になりがちです。
3. デスクワークでの正しい座り方

仕事中、集中していると知らず知らずのうちに前のめりになっているかもしれません。
3.1. 椅子と机の高さ
目安は、
・肘が90度
・足裏が床につく
まずはこれだけチェックできていれば、OKです。
3.2. モニター位置
画面は目線の高さか少し下にします。
下を向きすぎると首が疲れやすくなります。
3.3. 疲れにくいコツ
ずっと同じ姿勢は避けます。30〜60分に一度、軽く動くだけでも違います。
コーヒーを淹れたり、お手洗いに行ったりとリフレッシュすることが、同じ姿勢を続けないコツにもなります。
3.4. よくある間違い
よくあるミスは、
・モニターが低すぎる
・椅子が高すぎる
・前のめりになる
一つずつ直せば十分変わります。
4. 「正しい座り方は疲れる」と感じる理由と対策
正しい姿勢、思ったより疲れるなと感じる方もいます。なぜなのでしょうか?
4.1. なぜ最初きついのか
姿勢を保つには筋肉が関わります。
そのため、これまで悪い姿勢で固定されていた状態から、良い姿勢に変えると最初は疲れやすくなります。
ただ、この状態は一時的なものです。
続けていくと徐々に慣れて、むしろ楽に感じるようになります。
4.2. 無理なく続けるコツ
いきなり完璧を目指さなくて大丈夫です。
・5分だけ意識する
・疲れたら戻す
・少しずつ伸ばす
これくらいでちょうどいいです。
4.3. 簡単ストレッチ
おすすめはこれです。
・肩回し
・背中を伸ばす
短時間でもリセットされます。
4.4. 環境づくり

環境を整えるのも、手段のひとつです。自然な姿勢が保てると、一気にラクになります。
・クッション
・足置き
・モニター台
4.5. 習慣化すること
姿勢を続けるコツは習慣化です。例えばこんな感じです。
・座ったら姿勢を整える
・PCを開いたら意識する
・飲み物のあとにリセット
5. よくある疑問Q&A
よくある質問を整理しました。
5.1. 背もたれは使うべき?
使って大丈夫です。軽く支えるくらいがちょうどいいです。
5.2. 足はどのくらい開く?
肩幅くらいが目安です。広げすぎなくてOKです。
5.3. 骨盤を立てる感覚が分からない人へ
分かりにくい場合は、「2.2 骨盤を立てる(ニュートラル)の探し方」をもう一度試してみてください。
ポイントはこちらです。
・背もたれ → 少し前 → 力を抜く
・一番ラクな位置が正解
無理に作ろうとしなくて大丈夫です。
5.4. 姿勢が崩れる原因
主な原因は2つです。
・疲れ
・環境
どちらかを変えると改善しやすいです。
6. まとめ|正しい座り方で体と仕事のパフォーマンスを変える

ここまでのポイントを、最後にまとめました。
6.1. 今日からできる3つ
まずはこれだけでOKです。
・背もたれに寄りかかる → 少し前に戻す → 力を抜く
・足裏を床につけて座る
・モニターは「目線の高さか少し下」に調整する
6.2. 無理なく続けることが崩れないコツ
正しい座り方は「意識するもの」ではなく、「自然に取れる状態」にしていくことがポイントです。
そのためには、環境を整えながら少しずつ慣らしていくことが近道になります。
最初から完璧を目指さず、ラクに保てる位置を基準に続けていきましょう。