朝から疲れが残る。やるべきことに手がつかない。スマホを見ていて、気づけば時間が過ぎている。
そんな状態が続くなら、気合いや性格ではなく、普段の習慣が影響していることがあります。
この記事では、やめたほうがいい習慣を5つに絞って、理由と改善法までわかりやすく整理しました。まずは1つ、自分に当てはまるものから見直していきましょう。
1. 結論|まずやめたほうがいい習慣はこの5つ(全体像)
何を直せばいいのか、最初に全体像をみておきましょう。これらは、多くの人が無意識に続けてしまいやすいものばかりです。
| 習慣 | 起こること | 見直し方 |
|---|---|---|
| 寝る前のスマホ・夜更かし | 朝がつらい、集中しにくい | 寝る30分前にスマホを置く |
| 先延ばし・後回し | 気持ちが重い、焦りやすい | 5分だけ始める |
| 他人と比べる | 落ち込む、行動が止まる | 昨日の自分と比べる |
| マルチタスク・ながら作業 | 集中が散る、ミスしやすい | 1回1作業に絞る |
| 完璧を求めすぎる | 始めにくい、続かない | 60点で一度出す |
2. やめたほうがいい習慣5選
まずはそれぞれの習慣がなぜ負担になりやすいのか、最初にどこを見直したらいいのかを、順番に見ていきます。
2.1. 寝る前のスマホ・夜更かし
寝る前のスマホや夜更かしは、悪いと分かっていても続きやすい習慣です。
少しだけのつもりでも寝る時間が後ろにずれやすく、次の日のコンディションまで引きずりやすくなります。
2.1.1. 悪習慣の理由|睡眠の質が下がり、日中の集中力も落ちる
夜更かしが続くと、翌日のコンディションまで崩れやすくなります。
睡眠不足や睡眠障害の問題を放置すると、日中の心身の調子にも支障をもたらすとされています。
出典:厚生労働省「健やかな眠りの意義」
2.1.2. 最初の見直し|「寝る30分前にスマホを手放す」こと
いきなり完全にやめるのはハードルが高いです。まずは寝る30分前だけでも、スマホをベッドの外に置いてみましょう。
寝る前の過ごし方を整えたいときは、こちらの記事も参考になります。
▶ 寝る前にやってはいけない習慣5つと、ぐっすり眠れる習慣5つ
2.2. 先延ばし・後回し
先延ばしと後回しは、どちらも「やるべきことを今やらず、あとに送ること」です。
少し違いをつけるなら、先延ばしはやったほうがいいと分かっていながら手をつけないこと、後回しは優先順位を下げてあとに置くことです。
どちらもその場ではラクに感じますが、あとで気持ちの負担になりやすいです。
2.2.1. 悪習慣の理由|小さなストレスが積み重なり、自己嫌悪に
後回しにした瞬間はラクでも、やっていない事実は残ります。その積み重ねが、「またできなかった」という重さにつながりやすいです。
2.2.2. 最初の見直し|「5分だけ始める」こと
長くやろうとすると、始める前に気が重くなります。そこで使いやすいのが「5分だけやる」です。短く始める形にすると、動き出すハードルがかなり下がります。
2.3. 他人と比べる

他人と比べるのは、ついやってしまいやすい習慣です。
ですが、人とあなたは別人です。
条件が違う相手と比べ続けても、前に進むための答えは出にくく、気持ちだけが削られます。
2.3.1. 悪習慣の理由|気持ちが消耗し、自分の行動が止まる
人と比べる時間が増えるほど、自分の足元が見えにくくなります。特にSNSでは相手の良い場面が目に入りやすいので、必要以上に差を感じやすいです。
2.3.2. 最初の見直し|「昨日の自分」と比べること
比べる相手を他人から自分にするだけで、見るべきものが変わります。
昨日より5分早く動けた。昨日より少し落ち込まずに済んだ。
できた結果に目を向けるほうが、健全です。
2.4. マルチタスク・ながら作業
マルチタスクとながら作業は少し違いますが、どちらも集中が散りやすい点は共通しています。
しかし一度にいろいろ進めているように見えても、実際は意識の切り替え回数は増えています。
結果、思ったより作業が進まなかったり、ミスが増えたりしやすくなります。
2.4.1. 悪習慣の理由|作業効率が下がり、ミスも増えやすい
同時に進めているようでも、実際は意識を切り替え続けています。そのたびに集中が浅くなるので、思ったより進まないことが増えてきます。
2.4.2. 最初の見直し|「1回につき1つの作業」に絞ること
やることを1つに決めるだけで、頭の散らかり方はかなり変わります。まずは5分だけ、通知を切って1つの作業に集中してみてください。
2.5. 完璧を求める
丁寧にやること自体は悪くありません。
ただ、最初から完璧を目指しすぎると、始める前のハードルが高くなりやすいです。
その結果、手をつけるのが遅くなったり、途中で投げ出したりしやすくなります。
2.5.1. 悪習慣の理由|行動できず、続ける前に止まりやすい
完璧主義は、丁寧さよりも「手が止まる原因」になりやすいです。最初から高い完成度を目指すほど、始める前に疲れてしまいます。
2.5.2. 最初の見直し|「60点で出す」基準を持つこと
最初は60点で一度出す。そのあとで直す。この順番に変えるだけで、止まりにくくなります。習慣が続かない理由を整理したいときは、こちらの記事も参考になります。
▶ 習慣化できない人の特徴3つ|なぜ続かない?簡単に変わるコツ5つ
3. なぜ悪習慣を続けてしまうのか

やめたいのに、また同じことをしてしまう。
それには、ちゃんと理由があります。自分を責める前に、続きやすい流れを知っておくと整理しやすいです。
3.1. 目の前の不快感から離れた気になれるから
スマホを見る。後回しにする。人と比べて気をそらす。こうした行動は、その場では面倒さや不安から一時的に離れた気になれます。だからこそ、やめたいと思っていても繰り返しやすくなります。
3.2. 無意識のルーティンになっているから
帰宅したらソファでスマホ。寝る前はSNS。こうした流れが当たり前になると、考えなくても同じ行動を取りやすくなります。
やめたいのに、また同じことをしてしまう。
それには、ちゃんと理由があります。自分を責める前に、続きやすい流れを知っておくと整理しやすいです。
3.3. 気合いだけで変えようとしているから
習慣は、思いついたその日に全部変えられるものではありません。
人が行動を変えるときは、「無関心期」から「維持期」まで5つの段階を通るとされています。
出典:厚生労働省「行動変容ステージモデル」
やめたいのに、また同じことをしてしまう。
それには、ちゃんと理由があります。自分を責める前に、続きやすい流れを知っておくと整理しやすいです。
4. やめたほうがいい習慣→無理なく手放す【改善策】

ここでは「やめたほうがいい習慣」を、無理なく続けやすい方法に整理します。
4.1. 悪習慣が出やすい場面を知る
悪習慣は、突然始まるわけではありません。
たとえば、
という流れ。
こうした「やってしまいやすい場面」をまず見つけると、対策を立てやすくなります。
4.2. やめるより「その習慣から距離を置く工夫」をする
気合いだけでやめようとすると、反動で戻りやすいです。そこで大事なのが、その習慣から自然に距離を置けるようにすることです。
- 寝る前のスマホ→充電場所をベッドの外に変える
- 先延ばしグセ→1分だけ学習や作業を始める
手が伸びにくい環境を作るだけでも変わってきます。
4.3. 一度に全部変えず、1つずつ直す
5つ全部を同時に直そうとすると、かなりしんどいです。まずは、いちばん困っている1つからで十分です。
変化が見えると、そのあとも続けやすくなります。
4.4. うまくできない日があっても、次の日からまた始める
習慣を直している途中で、元の行動に戻ってしまう日はあります。
でも、そこで全部終わりと考えなくて大丈夫です。
たとえば寝る前のスマホをまた見てしまっても、次の日にもう一度30分前に手放せば問題ありません。
続けるコツをまとめた記事も参考になります。
▶ 習慣を続けるコツ5つ|三日坊主でも無理なく続く習慣の作り方
5. やめたほうがいい習慣をやめられた後に取り入れたいこと

悪習慣を減らせても、そのあと元に戻りやすいですよね。
空いたところに別の行動を入れておくと、無理なく続けやすくなります。
| やめたい習慣 | 取り入れたいこと |
|---|---|
| 夜のスマホ | 読書、ストレッチ、明日の準備 |
| 先延ばし | 5分だけ手をつける |
| 他人との比較 | 1日1行の記録をつける |
| 完璧主義 | まず終わらせてから直す |
5.1. 夜はスマホ→読書やストレッチをする
寝る前にスマホを見てしまうなら、その時間を読書やストレッチに置き換えてみましょう。
画面を見る時間が減るだけでも、寝る前の流れは整えやすくなります。
軽く体をほぐしたり、数ページだけ本を読んだりするだけでも十分です。
5.2. 先延ばし→1分だけ手をつける
まずは1分だけと決めて、短く始める形に変えてみましょう。
人は、作業を始めると気持ちが少しずつ乗ってきて、そのまま続けやすくなることがあります。だからこそ、最初から長くやろうとせず、まずは1分だけ始める形が合います。
5.3. 人と比べる→自分の記録を見る

昨日より少しでも前に進んだことが見えると、他人に意識を持っていかれにくくなります。
大事なのは、他人との違いではなく、自分がどう変わったかを見ることです。
メモでもアプリでもいいので、続けやすい方法で記録してみましょう。
5.4. 完璧を目指す→まず終わらせる
完璧ではなくても、まずは完了するまでやる。
最初からきれいにやるより、最後まで進めるほうが次につながります。
6. よくある質問
よくある質問を、整理しました。
6.1. やめたほうがいい習慣は何から直すべき?
A. 生活への影響が大きいものからにしましょう。
夜更かしや寝る前のスマホのように、翌日に響きやすいものから見直すと動きやすいです。
6.2. 悪習慣は一気にやめるべき?
A. おすすめしません。
反動が出やすいので、1つずつ直すほうが現実的です。
6.3. 習慣をやめたら本当に人生は変わる?
A. 大げさに聞こえるかもしれませんが、毎日の状態はかなり変わります。
夜更かしが減れば朝がつらくなりにくくなり、先延ばしが減れば気がかりも減っていきます。人と比べる時間が減ると、気持ちも乱れにくくなります。
そうした積み重ねで、毎日を前より落ち着いて過ごしやすくなります。
7. まとめ

悪習慣は気合いでやめようとするより、無理なく続けられる形に変えるほうがうまくいきます。
7.1. まずは自分に当てはまる1つから見直す
全部を直そうとしなくて大丈夫です。夜更かし、先延ばし、人と比較して落ち込む。この中でいちばん負担になっている1つから始めれば十分です。
7.2. やめたあとの行動まで決めると戻りにくい
悪習慣は、やめるだけだと元に戻りやすいです。だからこそ、「寝る前はスマホではなく読書」「後回しにしそうなら5分だけ始める」のように、次の行動まで決めておくと続けやすくなります。