寝る前に何気なくしている習慣が、実は眠りを浅くしていることも少なくありません。
結論、まずは「スマホを寝る30分前にやめる」だけでも、眠りの質は変わります。
この記事では、寝る前にやってはいけない習慣と、ぐっすり眠れるためにするといいことを厳選して紹介します。今日から睡眠の質を変えたい方はぜひ参考にしてください。
1. 寝る前にやってはいけない習慣と良い習慣の基本
寝る前の行動は、ただの気分の問題ではありません。
光、食事、飲み物、考えごとなどが、体の「まだ起きる時間」「もう眠る時間」という切り替えに関わっています。
まずは、なぜ寝る前の1時間が大事なのかを押さえておきましょう。
1.1. なぜ寝る前の行動で睡眠の質が変わるのか

人の体は、夜になると自然に眠る準備を進めます。
ところが、寝る前に強い光を浴びたり、スマホを見続けたりすると、脳が「まだ昼のような状態」と判断してしまい、眠る準備への切り替えが乱れやすくなります。
実際に、寝る前の光やスマートフォンの使用は、眠りに入りにくくする原因として指摘されています。
寝る前のスマートフォンやタブレットなどの使用は、睡眠の質を低下させる可能性があるとされています。
出典:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」
1.2. 悪い習慣をやめるだけでも眠りは改善する
睡眠改善というと、何か特別なことを足したくなりますよね。
でも実際は、まず「眠りを邪魔している行動を減らす」だけでもかなり変わります。
寝る前のスマホ、寝酒、夜食、仕事の持ち込みをやめるだけでも、眠りに入りやすさは変わりやすいです。
寝る前の習慣は、次のように分けると分かりやすいです。
| 行動 | 眠りへの影響 | 判断 |
|---|---|---|
| スマホを長く見る | 光と情報刺激で頭が休まりにくい | ✖やめたい |
| 寝る直前の食事 | 胃腸が働き続けやすい | ✖やめたい |
| 深呼吸をする | 緊張がゆるみやすい | 〇取り入れたい |
| ぬるめ入浴 | 眠る前の切り替えを作りやすい | 〇取り入れたい |
| 毎日同じ時間に寝る | 生活リズムが整いやすい | 〇取り入れたい |
まずは、やってはいけない習慣から見ていきましょう。
2. 寝る前にやってはいけない習慣5つ

ここでは、やりがちだけれど眠りの質を下げやすい「やってはいけない習慣」を5つに絞って見ていきます。
まずは自分が当てはまるものを1つ見つけるだけでも十分です。
2.1. スマホやSNSを長時間見る
いちばん多いのがこれです。気づいたらベッドで動画やSNSを見続けていた、という人はかなり多いはずです。スマホは光の刺激だけでなく、情報の刺激も強いです。楽しい動画でも、仕事の連絡でも、脳にとっては「まだ活動中」となりやすいのが難点です。
特に問題なのは、眠るつもりだったのに時間がずるずる後ろにずれることです。
2.2. カフェインやアルコールを摂る
コーヒーやエナジードリンク、濃いお茶を夜に飲むと、眠気が来にくくなることがあります。反対に、お酒は「寝つきがよくなる」と感じやすいですが、実は途中で目が覚めやすくなったり、眠りが浅くなったりしやすいです。
特に「寝酒」は習慣化しやすく、気づかないうちに睡眠の質を下げているケースも少なくありません。
寝酒は一時的に眠気を促すが、睡眠の質を低下させるため推奨されていません。
出典:厚生労働省「良い睡眠のために(睡眠習慣の見直し)」
2.3. 寝る直前まで強い光を浴びる
部屋が明るすぎる、天井の白い光が強い、テレビをつけっぱなしにしている。
これも意外と見落としやすいです。夜は光を減らしていくことで、体が眠る方向に向かいやすくなります。
2.4. 寝る直前に食事をする
遅い夕食や夜食のあと、すぐ横になると、体は休みたいのに胃腸は働き続けます。これでは、眠る準備に入りにくくなります。
2.5. 考えごとや仕事をする
寝る前に明日の予定を詰めたり、メールを返したり、嫌なことを思い出して頭の中で反省会を始めたりすると、体より先に頭が覚醒します。
布団に入っても眠れない人は、実は「眠れない」のではなく「頭が止まっていない」ことが多いです。
3. 寝る前にするといいこと5つ【よく眠れる習慣】

悪い習慣を減らしたら、次は眠りやすい状態を作る行動です。
毎日できるくらい軽いもののほうが、結果的に続きます。
3.1. 軽ストレッチで体をゆるめる
肩や首、背中を軽く回す、ふくらはぎを伸ばす。
その程度で十分です。寝る前は鍛える運動ではなく、こわばりをほどく動きが向いています。
3.2. ぬるめのお風呂に入る
入浴は寝る1〜2時間前に済ませるのが理想です。
熱すぎるお風呂は目が冴えやすいですが、ぬるめのお風呂は体をリラックスさせやすく、眠る準備が整いやすくなります。
ぬるめのお風呂は、体温を一度上げてから下げることで、自然な眠気を引き出しやすくなります。
3.3. 部屋の明かりを暗めにする
寝る1時間前から、部屋を少し暗めにしてみてください。
天井の強い照明より、間接照明や暖かい色の明かりのほうが向いています。
3.4. 深呼吸やリラックス時間を作る
眠れない夜ほど、無理に寝ようとして逆に焦りますよね。
そんなときは、眠る努力より、落ち着く時間を作るほうが先です。
3.5. 寝る時間を毎日そろえる
平日と休日で寝る時間が大きくズレると、体のリズムは乱れやすくなります。
完璧でなくても、だいたい同じ流れにするだけで違います。
4. 寝る前1時間のおすすめルーティン

ここでは、実際にどう過ごせばいいかを形にします。理想形と、忙しい人向けの簡単版の両方を用意しました。
4.1. 理想的な60分の過ごし方
寝る前の1時間は、全部を完璧にこなす必要はありません。
実際にやることは30分以内で終わる軽い内容なので、できるところからで大丈夫です。
| 時間 | やること | 目安時間 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 寝る60分前 | 部屋の光を落とす | すぐできる(1分) | スマホはここで終了 |
| 寝る45分前 | ぬるめ入浴 | 10〜15分 | 熱すぎない温度で |
| 寝る20分前 | 軽いストレッチ | 3〜5分 | 無理しない |
| 寝る10分前 | 深呼吸 | 1〜2分 | 考えごとは手放す |
| 就寝 | 同じ時間に寝る | - | リズムを作る |
4.2. 忙しい人向けのシンプル習慣
① 寝る30分前にスマホを置く
→ 刺激を減らして、自然に眠る準備をする
② 部屋の明かりを少し暗くする
→ 体を「夜モード」に切り替える
③ 布団に入る前に3回深呼吸する
→ 緊張をゆるめて、眠りに入りやすくする
5. 寝る前の習慣に関するよくある質問(Q&A)
5.1. 寝る前にスマホは絶対ダメ?
A. 絶対ではありませんが、長時間見ると脳が刺激されて眠りに入りにくくなります。短く区切るだけでも違います。
5.2. 何分前からリラックスすればいい?
A. 目安は寝る前30分から1時間です。まずは30分からで十分です。
5.3. 音楽や動画は見てもいい?
A. 音楽はOK、動画は短時間にしたほうがいいです。
音楽は視覚の刺激がなく、比較的リラックスしやすい一方で、動画は光や映像の刺激で脳が覚醒しやすいためです。
5.4. 寝る直前の食事は本当にNG?
A. 基本は避けたいですが、どうしても空腹なら軽く済ませるのが現実的です。
目安としては、消化に負担の少ないものを少量にとどめ、満腹になるまで食べないことがポイントです。
できれば寝る1〜2時間前までに済ませると、より眠りに入りやすくなります。
6. まとめ|今日から変えるべき寝る前の習慣

睡眠は、小さな習慣の積み重ねで変わります。まずは1つだけで大丈夫です。
6.1. まずやめるべき習慣
- 寝る前のスマホ
- 寝酒
- 夜食
- 寝る前の仕事
まずは「スマホを就寝30分前にやめる」だけで十分です。
6.2. まず取り入れるべき習慣
- 部屋を暗くする
- 深呼吸する
- 寝る時間をそろえる
結論として、睡眠の質を上げるには「新しいことを足す」より「邪魔を減らす」ほうが効果的です。
今夜はまず、スマホを早めに置くことから始めてみましょう。
朝のだるさや二度寝が気になる方は、朝の習慣も見直すとより効果的です。
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